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プレスリリース

エンバカデロ、企業内データとデータモデリングに関する動向の調査を発表

企業が正しいデータを利用しているのはわずか13%、その解決にはアジャイルデータモデリングが有効

2015年12月1日
エンバカデロ・テクノロジーズ

エンバカデロ・テクノロジーズ(日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)は本日、Dimensional Researchによるホワイトペーパー「データモデリングとコラボレーション~ビジネスユーザーとデータプロフェッショナルのための考察~」を発表しました。このレポートは、世界各国のデータ技術者および開発者、ならびにITマネージャー402名を対象に、企業内データとデータモデリングに関する最新動向を理解するために実施した調査とその分析結果を前提にしています。今回の分析結果から、開発段階からアジャイルデータモデリングの概念を取り入れることで、常に正しいデータを維持・利用し、適切な経営判断を行える強い組織体制が組めることが明らかになりました。

ビジネスステークホルダーはしばしば誤ったデータを使っている

  • 一貫して正しいデータのみを利用しているのはわずか 13%
  • 一貫してデータを正しく解釈しているのはわずか 9%

特に大企業では誤ったデータ解釈をしていると回答した割合は20%と、顕著な数字となりました。加えて、ビジネスステークホルダーが頻繁に間違ったデータを使用して意思決定をし、データの解釈を誤っていると回答していることから、企業におけるデータの扱い方の現状に大きな問題があるといえます。

データの課題は組織的な要素が関連する

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  • データチームと開発チームのコミュニケーションが良好と回答したのはわずか 25%

その原因として特に注目すべきは、組織内で円滑なコミュニケーションが重要であると認識しているにも関わらず、不足しているという事実です。調査対象のすべての経営層がデータチームと開発チームのコミュニケーションが重要と認識しており、55%が大変重要だと回答しています。

  • 開始時点からプロジェクトに参画しているデータチームは半数以下
  • データモデリングチームはプロジェクトのきわめて早い段階から関与し、開発に影響力を持つ 45%
  • データモデルはデータベースやアプリケーションが完成してからドキュメント化される 28%
  • データモデリングチームが問題を調査するタイミングはすでに最適な時期を逸している 25%

データモデリングチームが適切なタイミングでプロジェクトに加わることで、開発チームはよりよい仕事ができることを把握しているにも関わらず、実際にはできていないケースが多い事情がわかります。

データモデリング活用による効果

  • 開発チームとデータチームの双方でデータモデルの価値は理解

そして、データモデリングのベストプラクティスの実装が、アプリケーションやデータ品質向上の鍵となると広く認識されている事実が明らかになりました。95%の開発者が、よいデータモデルの使用はアプリケーションの品質を高めると回答しており、95%のデータに関係する人が、開発者がデータモデリングをもっと理解すれば、アプリケーションやデータの品質が向上すると回答しています。

アジャイルデータモデリングの価値

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企業が抱えるデータに関する課題を解決する方法として、アジャイルデータモデリングが評価されています。多くの回答者がアジャイルデータモデリングの価値から得られる、データの精度と整合性の向上(52%)、よりよい協業(51%)、アプリケーション間での一貫性の改善(49%)などを挙げています。何らかのアジャイル開発の手法を採用している回答者の73%のうち、データモデリングもプロセスに含めているのはわずか34%。しかし、アジャイルデータモデリングに価値を感じているのは95%いることから、潜在的に改善が可能な領域であることがわかります。

日本でのシステム開発では、要件がまとまってから仕様をドキュメント化することが多く、実装された要件がお客様のビジネスにそぐわず、手戻りが発生するケースがよく見受けられます。今回の分析結果から、開発段階からデータモデリングの概念、そしてアジャイル開発を取り入れることで、常に正しいデータを維持・利用し、適切な経営判断を行える強い組織体制が組めることが示唆できます。

以上

「データモデリングとコラボレーション~ビジネスユーザーとデータプロフェッショナルのための考察~」の調査について

企業のデータの重要性が、飛躍的に増している中、容易に情報を取得する機能、データの保管の低コスト化、さらに、データ分析のための新しいテクノロジーの導入は、ビジネス上の意思決定の方法を変革しました。ビジネス環境のすべての側面を正しく表す信頼性の高いデータを保持することが不可欠になっています。この調査の目的は、企業のデータとデータモデリングに関する最近の動向を理解することです。対象者には、データプロフェッショナルのほか、データを利用するアプリケーション開発者、データテクノロジーやプロセスに関して決定を行う立場にあるITマネージャーが含まれます。また対象者は、データモデリングについて認識しており、適切な回答ができる方のみです。

エンバカデロ・テクノロジーズについて

エンバカデロ・テクノロジーズは、1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」との合併によって、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーとなりました。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のコミュニティが、エンバカデロのDelphi®、C++Builder®といったCodeGear™製品やER/Studio®、DBArtisan®、Rapid SQL®をはじめとするDatabaseGear™製品を採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。エンバカデロ・テクノロジーズは、サンフランシスコに本社を置き、世界各国に支社を展開しています。詳細は、www.embarcadero.com/jpをご覧ください。

Embarcadero、Embarcadero Technologies ロゴならびにすべてのエンバカデロ・テクノロジーズ製品またはサービス名は、Embarcadero Technologies, Inc.の商標または登録商標です。その他の商標はその所有者に帰属します。