第一環境株式会社、水道料金徴収業務に Android端末を利用したシステムをDelphi XEシリーズで構築

従来システムを活用しながらスマートフォンの導入を実現

2015年12月24日
エンバカデロ・テクノロジーズ
第一環境株式会社

エンバカデロ・テクノロジーズ(日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)は本日、第一環境株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:岡地 雄一、以下第一環境)が、マルチデバイス対応の「Delphi XE(デルファイ・エックスイー)」シリーズで、Android端末対応の水道料金徴収業務システム「AQUA FIELDER(アクア・フィルダー)」を構築したことを発表しました。これにより、従来の資産を生かしながら、費用対効果の見込める機能拡張が可能となりました。

第一環境が水道料金等徴収業務を受託している全国の水道事業体様の総給水人口は約2,870万人、110(114事業体、システム稼動:37事業体)を超える自治体に第一環境の水道サービスが利用されています。水道料金の徴収業務をはじめとして、事業体のさまざまな業務を支援するトータルソリューションである「AQUA-V(アクアヴイ)」はDelphiを利用して開発されており、新しく開発されたAQUA FIELDERはAQUA-Vの現場作業支援システムとなっています。GPS機能等を利用してメータ検針をはじめとする現場作業と拠点側業務を強力にサポートします。AQUA FIELDERでは、従来、現場の検針業務にWindows Mobileの専用端末を用いていました。この端末向けのソフトウェアはEmbedded Visual Cを利用していましたが、当時、現場作業員の利便性を踏まえた機能拡張や、端末にかかる費用、改修にかかる手間やコスト、専用端末自体の改善が課題となっていました。

こうした課題を解決するために、新しい形態の端末導入プロジェクトが開始されました。当初は、Webベースのシステムへの移行も検討されました。しかし、パッケージとして開発しているシステムをWebベースに移行するには莫大な費用と工数がかかると試算されました。また、端末の性能を最大限生かすことが難しいということもありました。さらに、現場作業者の業務効率化や現場力に主眼をおいた場合、Webシステムでは目的を達成することが難しいという結論に至りました。

一方、DelphiはXEシリーズからAndroidなどのモバイルデバイスを含むマルチデバイス向け開発に対応しました。Delphi XEシリーズを用いれば、モバイルデバイス向けの開発においても、コンポーネントによるビジュアル開発の生産性、ネイティブコードによる性能に加え、従来の「AQUA-V」で培った開発のノウハウを利用でき、開発生産性の向上が期待できました。生産性とコストに加え、Delphiであれば、GPSの利用やGISとの統合など、端末の性能を最大限発揮できる機能を実装できることも採用の理由でした。

今回、第一環境では、Android端末向けにDelphiアプリケーションを構築し、検針などを行う現場作業員向けに使用開始しました。Android端末を採用したことで、端末導入コストを削減するとともに、端末によって行える業務の幅を広げ、作業効率を格段に向上させることができました。アプリケーションの構築においては、これまでの資産を活かし、低コストで効率的に従来システムにモバイルの価値を付加することができました。今後、従業員の注意事項のアナウンス、出退勤、または意識調査や教育に活用できる社内ツールの構築も計画しており、マルチデバイス対応の新しいDelphiの採用により、より汎用的な業務を端末上で行えるようになることが期待されています。

「Delphi XEシリーズを採用し、モバイルアプリケーションとPCアプリケーションの開発ツールを統合したことにより生産性が飛躍的に向上しました。当社システムのバージョンアップにあたり、PCアプリケーションについては、以前からDelphiを使用していたので、新機能、機能拡充、モバイルとの連携も比較的スムーズに開発することが出来ました。モバイルアプリケーションについては、Android端末を活用する初めての取り組みとなりましたが、充実したコンポーネント、使い勝手の良い開発ツールにより完成にこぎつけることが出来ました。」

第一環境株式会社
取締役 統括調整本部 副本部長 システムソリューション部長 新事業推進室長
松本 太郎

以上

第一環境株式会社について

第一環境は水道料金徴収業務で40年以上の実績を持つリーディングカンパニーです。安心・安全な水道を守り、未来につないでいくために、水道事業全体を見据えながら、長年培ってきたノウハウを活かし、サービスの品質向上や業務を効率化させる取り組みを積極的に行っています。
豊かな暮らしのための必須インフラである水道事業の維持に欠かすことの出来ない料金徴収業務を中心として、浄水場管理や給水装置管理等の多岐に渡る業務を北は北海道、南は沖縄県まで全国で多くの水道事業体から受託をしている会社です。また、業界でも数少ない完全自社開発の水道料金システムと、その運用まで含めてクラウドサービスを活用した水道メータの検針業務、窓口の受付業務、滞納整理業務、入退去対応等の現場業務などを行っています。さらに、最近では水道工務系現場業務及びシステム開発運用にも対応しています。
詳細については、www.daiichikankyo.co.jp/をご確認ください。

Delphiについて

Delphiは、コンポーネントを用いたビジュアル開発の手法で、簡単かつ効率的にWindows、Mac、Android、iOS、ガジェット、ウェアラブル向けアプリケーションを開発できる開発ツールです。ネイティブコンパイラのパワーにより、マルチコアCPUのパワーやデバイスのセンサー機能などを活用した高性能アプリケーションを構築できるほか、業務向け開発で必須となるエンタープライズデータベース、クラウドサービスへのアクセスにも対応しています。

XEシリーズに続く最新バージョンは、Windows 10に対応した「Delphi 10 Seattle」です。Delphi 10 Seattleは、単体製品としても、またC++開発ツールC++Builderを含むスイート製品RAD Studio 10 Seattleとしても購入できます。Delphiの詳細については、www.embarcadero.com/jp/products/delphi をご覧ください。

エンバカデロ・テクノロジーズについて

エンバカデロ・テクノロジーズは、1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門「CodeGear」との合併によって、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーとなりました。米国企業の総収入ランキング「フォーチュン100」のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのDelphi®、C++Builder®といったCodeGear™製品やER/Studio®、DBArtisan®、RapidSQL®をはじめとするDatabaseGear™製品を採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。エンバカデロ・テクノロジーズは、サンフランシスコに本社を置き、世界各国に支社を展開しています。詳細は、www.embarcadero.com/jp をご覧ください。

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