ec2 Software Solutions Success Story

RAD Studio, C++Builder Success Story

ec2 Software Solutions
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会社名

ec2 Software Solutions

アプリケーション
  • 放射性医薬品の調整・管理
  • 分子イメージング(核医学)
  • 核薬学
  • PET製造
開発ツール
RAD StudioRAD Studio
C++BuilderC++Builder
課題
  • 厳正な法規制と複雑な技術的要求事項を遵守するためのイノベーションを顧客に迅速に提供すること。
  • 絶えず変化する規制環境に適応できる、信頼性の高い医療用アプリケーションを提供すること。
  • 小規模なチームで複合的プログラムを提供できる、高い専門性を備えたプログラマーを確保すること。
結果
  • ec2 Software Solutionsは、放射性医薬品分野におけるソフトウェア製品のリーディングサプライヤーである。同社が提供するソフトウェア製品によって、医療提供者は膨大で複雑な規制の海を順調に航行している。RAD Studioを採用した同社は、驚くべき俊敏性を発揮して、殺到的な要求事項と開発工程をクリアしている。同社は、スムーズに導入できるWindows、Mac、iOS対応クロスプラットフォームソリューションを提供する、唯一のプレイヤーである。
  • RAD Studio enables ec2 to achieve extreme agility while following a waterfall requirement and development process.
  • ec2 is the only player able to offer cross-platform solutions—Windows, Mac and iOS—removing significant adoption barriers.
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ec2 Software Solutions

サイエンス全体の中でも、核医学および分子イメージングは、最も複雑かつ厳正な規制の対象となる分野だ。米国運輸省、食品医薬品局(FDA)、原子力規制機関、薬学評議会という4つの所管当局による規制を受ける同分野向けにソフトウェアを開発するというタスクは、一瞬、足がすくんでしまうような挑戦だといえる。

難しい開発要件にもかかわらず、ec2 Software Solutionsは、同分野向けのソフトウェアツールを提供する第一人者の地位を築いている。それは複雑で、ハードルの高い仕事だ。核医学研究・臨床機関は患者データを収集、管理するだけではなく、多様な放射性同位元素群を厳重に調製、管理しなければならないのだ。

こうした業務においては、どの側面であってもその管理を誤れば、患者と臨床医にとって法的、安全上の深刻な結果を招きかねない。「当社が提供するツールは、実施タイミングの予測に至るまで放射性医薬品部署の業務を動かす、非常に複合的な基幹ソフトウェアです。顧客が取り扱っている放射性同位元素は減衰していくため、6時間ごとに製品の量が半減してしまうという事態に対処する必要があるのです」と、ec2 Software SolutionsのBrett Whittacre(Senior Vice President R&D/Co-Founder)氏は語る。現在、4ヶ国以上、150以上の医薬品部署および3000以上の病院が信頼性の高い、先端技術のツールを提供するec2社ソフトウェアに依拠している。

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「フロントエンドのビジュアルデザインは、とても簡単で心配しなくて済みました。その点がC++Builderの採用を決めた理由のひとつで、だからこそ、開発環境を信頼しています。我々はC++Builderを最適な開発環境だと考えています。 」

– Brett Whittacre, Senior Vice President R&D, Co-Founder, ec2 Software Solutions

課題

ec2 Software Solutionsは、信頼性を測る精密な技術的指標の提供を要求する規制要件と、モバイル、クラウドベースのバージョンを含む、主力製品のアップデートを定期的かつ迅速に提供するという競争要件に応えるべく、開発タスクを推進している。長年にわたり成功の道を歩み続ける同社は、放射性医薬品分野におけるソフトウェア製品サプライヤーのリーディングカンパニーとしての地位を確立している。

この地位は、ec2 Software Solutionsの迅速な革新力によるものだ。1999年、Jared Johnson氏とBrett Whittacre氏は、放射性医薬品分野の業務慣行を変革すべき機が熟したと判断した。放射性同位元素はリアルタイムで減衰するため、リアルタイムで管理できるシステムを必要とする。しかし、当時利用できるシステムはどれも紙ベースで、連携性の弱いものであった。両氏はシンプルで、費用対効果が高く、完全なデジタル同位元素トラッキングシステムを構想、ある放射性医薬品部署との協働作業により、放射性医薬品機関の効率性を向上させるソフトウェアソリューションの開発を目指して、Biodose(後にec2 Software Solutionsと命名)社を設立した。

製品第一号の開発ツールとして、開発チームはエンバカデロ・テクノロジーズのC++Builderを選択した。「それは最良の選択でした」とJared Johnson (Senior Vice President R&D/Co-Founder)氏は語る。両氏は、C++Builderを用いて、小規模な開発者チームと共に、放射性医薬品分野向け BioDose Isotope Tracking Softwareを構築した。 BioDoseに対する評価は高く、顧客からはさらなる要望が出ることとなった。それは、放射性医薬品管理システムで、その要望にec2社は応えた。開発した主力製品 BioRxは、世界初のリアルタイム放射性医薬品管理システムとして、放射性医薬品部署を効率的に運営するための包括的ソフトウェアソリューションを提供するものであった。この画期的な管理システムの登場により、同分野は新たなレベルに向かうこととなった。BioRxを使えば、医療専門家は、タッチスクリーン上で、放射性医薬品の調製に必要なワークフローのほぼすべてを完了できる。営業スタッフは、同システムがあまりに革命的であったため、本当に説明通りにシステムが機能するのか、潜在顧客が信じられないでいることに気がついた。「このようなお客様には、システムが動作している現地まで来てもらい、実際に機能しているところをその目で確認してもらわなければならなりませんでした。そして、顧客が使い始めるや否や、口コミで急速に導入が進んでいったのです。」とJohnson氏は振り返る。

BioRx は急成長を遂げるソフトウェアパッケージの一例にすぎず、ec2社は、今日、各医薬品、PET(陽電子放射断層撮影)、核医学分野も含む各種ソリューションを提供している。各ソリューションは、初期開発コンセプトから臨床使用まで、規制当局の厳正な要求事項を満たさなければならない。そのため、開発において同分野特有の制約要因を抱える。「この種の開発は、往々にして、すべての製品機能の仕様を、規制当局の審査に備えて規定するウォーターフォール型の開発手法を用いる必要があります。しかし、RAD Studioを用いれば、すばやくモックアップを試作して、我々が何を考えているか、要求事項をどう理解しているかを顧客に提示することができるのです。他の開発環境だったら、はたして、そんなことができただろうか。」(Johnson氏)

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「数人のプログラマーという少人数チームで、我々は画期的なプログラムを市場化できている。」

– Brett Whittacre, Senior Vice President R&D, Co-Founder, ec2 Software Solutions

同社は、インストールベースを拡大しながら成長した。しかし、モバイル化の波が押し寄せ、ec2 Software Solutionsの製品にも他社のソフトウェアプログラムと同様にポータブルデバイス、クラウドで動作するバージョンを期待する顧客の声が高まっていった。「要するに、我々は競争力を維持しつつ自社製品を新次元に移行する必要があったのです。iPad上で動作する、クラウドの特定のサーバーと通信できる、無線ネットワークを利用して通信できるといった要件が求められたのです。」とJohnson氏。要求事項は厳密だった。それには、スピードと性能と制御が求められたのである。「これはネイティブ製品の提供によってのみ実現可能だった」とWhittacre氏は付け加える。

ソリューション

両氏は、使い易さ、パワーと性能、そしてビジュアルライブラリの成熟度を評価して、エンバカデロのC++Builderを採用した。「フロントエンドのビジュアルデザインは、とても簡単で心配しなくて済みました。その点がC++Builderの採用を決めた理由のひとつで、だからこそ、開発環境を信頼しています。我々はC++Builderを最適な開発環境だと考えています。」(Whittacre氏)

さらに、C++Builderの場合は、メンテナンスとサポートに要するリソースもわずかで済んだ。同様の過去の開発労力と比較して半数の開発者の手によって、複数のソリューションが記録的な速さで適合されていった。「わずか6人の開発者であっても、15人から成る開発チームの生産性を上回ることができたのです。」とJohnson氏は語る。「数人のプログラマーという少人数構成のチームで、我々は画期的なプログラムを市場に投入できたのです。」とWhittacre氏は付け加える。

ec2社は、モバイルアプリケーションへの移行に、エンバカデロのRAD Studioも活用している。「iOS、Android、Windows、Mac。そうなると、当然の答えとして、一度コードを書いたらすべてにコンパイルできる能力がほしかったのです」とWhittacre氏は語る。

新しいデジタル/モバイル メディカル ソリューションは既に進行中だ。例えば、Mammos on the Move (MOM)と呼ばれる野心的なモバイル マンモグラフィ プロジェクトにも着手している。RAD StudioとFireMonkeyアプリケーションプラットフォーム、DataSnapを使用して、同チームはプロジェクトの第一段階をわずか4ヶ月で完了したのだ。「MOMの内部では本当に画期的な機能が繰り広げられています。驚異的なことです!」(Whittacre氏)


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結果

今日、ec2 Software Solutionsの顧客は、エンバカデロの技術を採用して開発された最先端のソフトウェアソリューションを活用して、よりよい患者へのケアと研究成果を提供している。実際、これらの顧客は、かつては実現できなかった形で、自分たちが使うツールの開発工程に参加できるようになった。ec2 Software Solutionsは、エンバカデロのツールを使用して確立した迅速なプロトタイピング技法を用いて、既存/見込み顧客双方に対して、定期的にモックアップを作成している。これにより、採用・販売サイクルが短縮化され、製品のマーケティングリスクが低減され、 ec2 Software Solutionsにとって真の差別化要因となっている。「RAD Studioについて本当に気に入っている特徴のひとつは、 コンポーネントの外観や機能を違う形に作りたいと思ったときに、どんなコンポーネントでも、その中にも新しい要素を組み込むことができる点、しかもあっという間にできる点です。その結果、お客様が必要とする製品を完成させ、満足していただけるようになるのです。それこそが私たちの成功の鍵なのです。」(Johnson氏)

「わずか6人の開発者であっても、15人から成る開発チームの生産性を上回ることができたのです。」

– Jared Johnson, Senior Vice President R&D, and Co-Founder ec2 Software Solutions