ツールのライセンスに関する課題
ツールの導入で問題となるのが、その導入コストです。単にライセンス価格だけでなく、ツールの利用全体に関わるコストを最小化できれば、その導入効果は最大化できます。
一般的にツールを利用する環境に関わるコストとしては、ライセンス形態の柔軟性が乏しいために必要以上のライセンスを購入しているケース、ライセンスを十分活用できていないために発生する無駄、それらを確実に管理するために発生する管理業務に関わる隠れコストなどが上げられます。
エンバカデロのライセンスソリューション
エンバカデロでは、柔軟なライセンスオプションを提供するとともに、使われないライセンスを有効に活用し、管理業務を効率化できるライセンス管理インフラを提供しています。エンバカデロのライセンスオプションをご利用いただくことで、ツールの導入効果を最大化できます。
ネットワークライセンスなど、組織内でのライセンスの有効かつ柔軟な利用、管理を可能にするエンバカデロのライセンスオプションについては、こちらのホワイトペーパーをご覧ください。
指名ユーザーライセンスとワークステーションライセンス
指名ユーザーライセンス(ワークステーションライセンス)は、特定の個人に使用権が与えられるライセンスです。複数のユーザーで共有したり譲渡することはできません。ソフトウェアは複数のコンピューターにインストールして使用することができますが、同時に使用できるのは1つのみです。指名ユーザーライセンス(ワークステーションライセンス)では、EDNアカウントを作成し、製品を登録する必要があります。ライセンスサーバーを別途用意する必要はありません。
エンバカデロ(アイデラ)のデータベースツールのワークステーションライセンスは、特定の個人が1台のワークステーション上で使用権が与えられるライセンスです。ソフトウェアは1台のコンピューターにインストールして使用することができます。ワークステーションライセンスを、複数のユーザーで共有したり譲渡することはできません。
ネットワーク指名ユーザーライセンス
ネットワーク指名ユーザーライセンスは、Network License Server(Embarcadero License ServerまたはFLEX)によって管理される指名ユーザーライセンスです。各ライセンスは、組織内のユーザーに割り当てられ、ユーザーは、ネットワークにアクセスしてソフトウェアライセンスを取得できます。
このオプションは、企業内でライセンス管理者を置き、ライセンスの割り当て/再割り当てを迅速かつ柔軟に行いつつ、確実にライセンス資産の管理を行いたい場合に有効です。
ネットワークコンカレントライセンス
ネットワークコンカレントライセンスは、組織内の不特定多数が同時に使用できるライセンス数を規定するライセンスです。ライセンスは、Network License Server(Embarcadero License Server またはFLEX)によって管理されます。
※ネットワークコンカレントライセンスを追加購入する場合は、先に購入したライセンスと同一のバージョンを購入することで、ライセンス数を増やすことができます。異なるバージョンを購入すると、別のライセンスとして扱われ、全体の同時使用数を増加させることはできませんのでご注意ください。例えば、Delphi 10.1ネットワークコンカレントライセンス x 5を購入しており、アップデートサブスクリプションを利用して現在では10.3を利用している場合、2ライセンスを追加して合計7ライセンスを同時使用できるようにしたいときには、Delphi 10.1ネットワークコンカレントライセンス x 2を購入します。Delphi 10.3を購入してしまうと、5ライセンスと2ライセンスがそれぞれ別のライセンスとして扱われ、合計数を7にすることができません。
ネットワークコンカレントライセンスは、ライセンスを購入した地域に限定されます。日本で購入するネットワークコンカレントライセンスは、ライセンスサーバーを日本に設置し、アジア太平洋地域(APAC)内で利用することができます。地域を超えたグローバルでの利用を検討されている方は、お問い合わせください。
他のライセンスオプション
エンバカデロ製品には、このほかにもいくつかの柔軟なライセンスオプションを用意しています。詳細はお問い合わせください。