RAD Studio - iOS向け開発サポート情報
iOS 13に関するサポート情報
2019年9月20日、iOSの最新版であるiOS 13ならびにiPadOS 13がリリースされました。しかし現時点の最新バージョンであるRAD Studio 10.3.2は、これらのバージョンを正式にサポートしておりません。
iOS 13、iPadOS 13の正式サポートは、年内にリリースを計画している10.3.3にて行う予定です。
10.3.2でビルドしたアプリをiOS 13、iPadOS 13へデプロイした場合、iOS 12.xの互換性の範囲で動作しますが、いくつか問題が発生しております。現状、弊社へご報告をいただいているケースのうち、クリティカルな案件に関して共有させていただきます。
※以下の情報は随時更新されます。(最終更新日:2019年11月18日)
症状 | 概要 | QC/QP | 状況 |
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エディットコントロール(Styled)で 日本語入力が出来ない | iOS13、iPadOS 13の環境で TEditおよびTMemoのControlType=Styledを設定した場合、仮想キーボード(日本語IME)で、かな文字等の日本語が1文字分しか入力できない事象が発生する | RSP-26429 | 修正済み (バージョン26.0.35619.7403 以降) |
ネイティブのエディットコントロールの仮想キーボードが隠れない | TEditおよびTMemoのControlType=Platformに変更した場合、仮想キーボード(日本語IME)で、かな文字等の日本語が正常に入力できますが、 仮想キーボードが隠れない事象が発生する | RSP-25523 | 修正済み |
iOS13,iPadOS 13の環境でシステムフォントの表示が変わる | Xcode11+10.3.2でビルドしたFMXアプリをiOS13、iPadOS 13上で実行すると、 システムフォントからTimes New Romanへ変わる | RSP-26388 | 修正済み |
iOS13,iPadOS 13のメニューの[画面表示と明るさ]-[外観モード]-[ダーク]へ変更してもFMXアプリがダークモードに切り替わらない | 10.3.2でビルドしたFMXアプリは、ダークモードに対応していません。 | 10.3.3で対応済み | |
TCheckBoxをタップすると仮想キーボード(日本語IME)が表示される | iOS13、iPadOS 13の環境で、エディットコントロールをタップし、仮想キーボード(日本語IME)で、文字を入力後、TCheckBoxをオン/オフすると仮想キーボードが表示される | iOS13/iPadOS 13の不具合です。 iOS 13.2/iPadOS 13.2以降へアップデートしてください。 | |
IMEでエディット中にフォーカスを移すとアプリがクラッシュすることがある | iOS13、iPadOS 13の環境で、仮想キーボード(日本語IME)で文字を入力中に、別のエディットコントロールにフォーカスを移動すると、アプリがクラッシュすることがある | 修正済み (バージョン26.0.35859.7693 以降) | |
PAServerがmacOS Catalina(10.15)で動作しない | macOS Catalina(10.15)へPAserver20.0.pkgによってインストールした後、FinderまたはLaunchPadでPAServer-20.0アイコンをクリックしても、PAServerが起動しない | 修正済み (バージョン26.0.35859.7434 以降) |
上記の不具合は、10.3.3ベータ版で修正済であることを確認しています。
iOS 13への早期対応が必要なケース
iOS 13およびiPadOS 13に正式対応する「10.3.3」は、まもなくリリースされます。現在有効なアップデートサブスクリプションまたは上位のサポートプログラムに加入している方は、10.3.3リリース後に追加費用なく最新リリースを入手できます。
※ 10.3.3ベータプログラムへの参加受付は終了しました。