RAD StudioでAndroidネイティブアプリを開発
RAD Studioを用いれば、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルといったAndroidデバイス向けネイティブアプリの開発が可能です。Android、iOS、Windows、OS Xのマルチデバイス向けのネイティブアプリを単一のコードベースで開発できる上に、コンポーネントによるビジュアル開発により劇的な生産性向上が実現します。
マルチデバイス開発を実現するFireMonkey
FireMonkeyは、RAD Studioでマルチデバイス開発を実現するコンポーネントフレームワークです。Windowsに特化して設計されたVCLとは異なり、FireMonkeyは、Windows、macOS、iOS、Androidの4プラットフォーム(さらにDelphiでLinuxにも対応)に対応しています。
FireMonkeyを用いれば、共通のUIを設計し、各プラットフォーム特性に合わせたカスタマイズを加えつつ、単一コードによる効率的なマルチデバイス開発が可能になります。
Android向け開発のシステム要件
RAD Studioで開発したアプリケーションを Android デバイスで実行するには、使用している開発用システムに USB 経由で物理的な Android デバイスを接続する必要があります。 RAD Studio では、NEON 対応の ARMv7 プロセッサ上で動作する Android デバイス向けアプリケーションの開発をサポートしています。詳細はこちらの情報をご覧ください。
RAD StudioでAndroid向け開発を行うには、Android SDKとAndroid NDKのインストールが必要です。RAD StudioのインストーラでAndroid向け開発機能を選択すると、Android SDK Tools Revision 25.2.5 と Android NDK がインストールされます。
Androidデバイスへの配置/デバッグ
RAD Studioで開発したAndroidアプリは、USBで接続したAndroidデバイスにシームレスに配置することができます。接続するAndroidデバイスは、あらかじめUSBデバッグを有効にしておく必要があります。Android デバイスで USB デバッグを有効にする方法については、こちらの情報をご確認ください。
正しく設定された環境でRAD Studioを起動したPCとAndroidデバイスをUSBで接続すると、IDEはAndroidデバイスを自動的に検出し、ターゲットプラットフォームに加えます。

Android デバイスを検出するためのシステム構成については、こちらの情報をご確認ください。
Androidモバイルアプリケーション開発の詳細については、こちらの情報をご覧ください。
サポートされているターゲット プラットフォーム
OS | サポート対象バージョン | ターゲット プラットフォーム |
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Android | 9、8、7、6、5 | Androidデバイス 32 ビット |
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Androidデバイス 64 ビット* |
* DelphiでのAndroid 64-bitサポートは、まもなくリリースされる10.3.3で提供される予定です。現在有効なアップデートサブスクリプションまたは上位のサポートプログラムに加入している方は、10.3.3リリース後に追加費用なく最新リリースを入手できます。
※ 10.3.3ベータプログラムへの参加受付は終了しました。