RAD Studio 11.3の新機能
最新のOSプラットフォームバージョンに対応
RAD Studio 11.3は、iOS 16(Delphiのみ)、Android 13、macOS Venturaをオフィシャルサポート。11.2、11.3では、Ubuntu 22 LTSおよびWindows Server 2022もサポートしています。

生体認証をコンポーネントでサポート
RAD Studio 11.3では、新たにFireMonkeyモバイルアプリケーション向けのモバイル生体認証コンポーネントを搭載しました。

最新の軽量データベースInterBaseを搭載
RAD Studio 11.3には、最新のInterBase 2020 Update 4 Developer EditionとIBLite/ToGo Editionが含まれます。

LLDBベースの強力なデバッガ
11.3では、新たにLLDBベースのデバッガを、macOS Intelおよび32-bit Android向けに導入しました。11.3の非Windowsプラットフォームデバッガは、Delphi / C++のいずれもLLDBアーキテクチャに移行しました。

強化されたCodeInsightとDelphi LSPにより迅速なコーディングをサポート
IDEコードエディタに、一致する単語の強調表示機能が追加されました。Delphi LSPをベースとしたDelphi CodeInsiteも大幅な品質向上が施され、大規模アプリケーションにおいても、より高速かつ高い信頼性を実現しています。これらの改善には、全体的な信頼性向上にフォーカスしたコード補完機能や、Help Insight、コードナビゲーションが含まれており、従来はサポートされていなかった領域でのコード補完やナビゲーションが提供されます。

FireMonkeyの改善でよりよいアプリ構築を実現
TDateEdit、TTimeEdit、TComboBoxのiOS向けスクロールを改善。Android向けには、DocumentFile Providerをサポートしました。TBitmapおよびTCanvasクラスおよびコントロールのグラフィック改善、MultiView(プラットフォームコントロール型使用時)、SpeedButton、LabelのFocusControl、TTreeViewItemのIsChecked、TVertScrollBar内で使用されるTEditが改善されています。UIコントロール間でのTabキーサイクルが改善されたほか、ClipChildrenでXRadiusとYRadiusが考慮されるようになりました。

11 AlexandriaでビジュアルRADツールは次のステージへ
4k+モニターでビジュアルRADを実現
RAD Studio 11では、IDEにHigh DPIサポートが加わりました。最新の4K+モニターをフルサポート。「くっきり、はっきり」のフォント、アイコン表示に加え、VCL / FMXフォームデザイナも、コードエディタもHigh DPIをサポートしています。
Windows 11への対応
Windows 11対応のアプリケーション開発をサポート。Windows 11対応のアプリケーション開発をサポート。Windows向けのWebBrowserコンポーネントでは、IE Active Xと新しいMicrosoft WebView 2コントロール(ChromiumベースのEdge)の双方をサポートしています。VCLフォームデザイナも大幅に機能強化。設計時のスタイルサポートやHigh DPIのビジュアル設計に対応します。32-bit / 64-bit Windows向けのDelphi / C++ RTLもアップデート。最新のOSプラットフォームへの継続的なサポートが可能です。

設計時にVCLスタイルを使用可能
VCLスタイルの設計時サポートを追加。設計時にスタイルを適用したフォームやコントロールの外観をすばやく確認できるので、スタイリッシュなUIのプロトタイプが容易になります。設計時に、適用するスタイルがUIにどのような効果を与えるかを確認できるので、モダンなUIをより迅速に設計できます。特に、コントロールごとのスタイル設定を用いた時に威力を発揮します。

Apple Silicon Mシリーズへの配置をサポート
macOS(MシリーズApple Silicon)向けにコンパイルし、ユニバーサルパッケージを用いて、AppStoreに投稿可能。既存のIntel向けと新しいMシリーズのmacOSプロセッサー(Apple Silicon)向けの双方にコンパイルできます。すべてのプラットフォームにわたって、最高のパフォーマンスを実現できます。

リモートデスクトップを活用可能
VCLとIDEのリモートデスクトップサポートを改善。RAD Studio 11で再コンパイルすることで、パフォーマンス向上が期待できます。この効果はIDEに対しても恩恵があり、リモート環境からの開発においても、パフォーマンス向上の効果が得られます。

より強力な開発を実現する新機能

- IDEのHigh DPIサポート。4K以上のモニターをフルサポートすることで、「はっきり、くっきり」のフォント/アイコン表示を実現
- マルチモニターおよびマルチウィンドウサポートを改善。複数ウィンドウで同じフォームの設計とコード編集を同時に実行可能
- ウェルカムページを完全に再構築。ネイティブUIのより自然なルック&フィールを実現し、カスタマイズも容易に
- C++コードフォーマッタ - C++コードを自動レイアウト可能。Clang形式の整形にも対応
- IDEでMarkdownドキュメントとVCLベースのHTMLプレビューをサポート
- コードエディタで非アクティブコードをハイライト
- VCLおよびIDEでリモートデスクトップサポートを改善
- FireMonkeyの設計時ガイドライン - コントロールの移動や位置合わせに役立つガイドラインとマージン/パディングサポートの強化
- コードエディタで一致する単語を強調表示
- Markdownファイルを複数のエディタウインドウで開くことが可能に

- RichEditコンポーネントをアップデート。XPへの依存性を排除し、追加機能を搭載
- VCLスタイルの設計時サポートを追加。設計時にスタイルを適用したフォームやコントロールの外観をすばやく確認できるので、スタイリッシュなUIのプロトタイプが容易に
- VCLのTEdgeBrowserコンポーネントとTWebBrowserコンポーネントの双方で、Microsoft WebView 2コントロールの使用に関する改善を実施。UserDataFolderとExecutableFolderの構成サポートを強化
- TreeViewでチェックボックスをサポート。各ノードは3つの状態(Partial、Dimmed、Exclusion)に対応し、UIのカスタマイズに活用可能
- 新たにTDBLabeledEditを搭載。ラベル付き編集ボックスTLabeledEditのデータ対応版により、プロトタイプが容易に
- 数多くの機能改善をVCLに実施。デフォルトのフォームサイズとフォント、例外ダイアログのコピーボタン、MemoとRichEditのマージンなど
- TouchKeyboardコンポーネントの背景のスタイル設定のサポートを強化、複数項目の選択が可能になったTControlList

- Windowsおよびデスクトップ向けのFMX High DPIサポートの強化
- 二次ベジエ曲線コマンドやその他の変換など、TPathDataの処理とレンダリングが品質とパフォーマンスの両面で大幅に改善
- WebBrowserコンポーネントにおけるMicrosoft WebView 2コントロール(Edge Chromium)のサポート
- 最新のAndroid 30 API、最新のBilling APIをサポート。さらにAndroidXライブラリの使用に移行
- 新たに複数のclasses.dexファイルをサポートすることで、外部のAndroid依存関係の統合を簡素化
- FireMonkeyモバイルアプリケーション向けの新しいモバイル生体認証コンポーネント
- Android向けの新しいIFMXPhoneDialerListenerServiceインターフェイス

- Delphi macOS 64bit ARMコンパイラとツールチェインを搭載。これにより、Intel/Arm AppStoreに投稿可能なユニバーサルパッケージを作成可能に
- Delphi向けiOSシミュレーターサポートにより、ARM-64(M1またはM2 CPU)が稼働するmacOSデバイス向けのバイナリを生成可能に
- LLDB debugging for Delphi's Linux toolchain.
- Delphi言語におけるバイナリリテラルと数字の区切り文字のサポート
- C++ツールチェインの改善:C++型(Clangでコンポーネントを使用する場合)向けのDelphiスタイルRTTIのオーバーホール、Delphiスタイル型のtypeidを含む
- C++BuilderのCode Insightでは、cqueryの大幅な品質改善に加え、LSPの動作をより適切にカスタマイズ可能に
- Delphi向けのC++スタイルのRTTIの改善
- CMakeの品質改善とWin32およびWin64の双方での例外処理の改善
- iOS 16(Delphiのみ)、Android 13、macOS Ventura、Ubuntu 22 LTSおよびWindows Server 2022をサポート。AppleがXCode 14から導入したmacOS向けの新しい公証プロセスを提供

- RTLの品質フォーカス – TZipFileの大規模データ向けの64bitでの改善、Bluetooth LE
- System.DateUtilsのTDateTimeレコードヘルパー
- System.SysUtilsのTCurrencyレコードヘルパーにより、Currency操作がより簡単に
- Delphiクラスでのmake_shared <> および make_unique <> の使用を含むC++ RTLの改善、Delphi文字列およびDelphi/C++文字列変換のためのstring_viewサポート、Delphi文字列とC++文字列を相互に直接割り当て可能に
- 11.3では、Androidのメモリ割り当てパフォーマンスを改善。多数のパフォーマンス改善、ZLibライブラリ(1.2.13)を更新

- Visual Studio Codeで、Delphiソースコードをコード補完のフル機能を使用して編集可能
- LSPでインクルードファイルを認識
- LSPサーバーの自動再起動
- Tabキーによる自動コード補完
- クラスヘルパーのサポート
- 配列割り当て時の配列提案

- 新リリースのFireDACでは、PostgreSQL、Oracle、Firebirdの各データベースについてそれぞれ改善を実施
- FireDACライブラリでは、最新のMicrosoft ODBC Driver for SQL Serverのサポート、MongoDBの新しいトランザクション機能のサポート、FDMonitorおよびFDExplorerツールに加えられた数多くの改良、FireDAC SQLテキストプロパティエディターにおけるSQL構文強調表示のサポート、dbGo(古いADO)プロジェクトをFireDACに移行するためのreFindファイルを提供
- RAD Serverでは、認証トークン/セッションの有効期限オプション、RAD ServerログへのIPアドレスとDateTime追加、EMSFireDACClientコンポーネントによるクライアントアプリケーション作成を簡素化
- タイムアウトメカニズム、HTTP/2、TLS 1.3、Base64 URLエンコーディングのサポートなどにより、HTTPおよびRESTクライアントライブラリを拡張
- 新しいコンポーネントTRESTRequestDataSetAdapterにより、RAD Serverへのデータセットのアップロードを単純化
- 新しい低トラフィックバージョンのRAD Server Liteにより、フルスケーラブルバージョンのRAD Serverエンジンとともに、多層ソリューションを無制限に展開可能
- DataSnap向けにREST URLマッピングを完全に構成可能に
- InterBase 2020 Update 4 Developer EditionとIBLite/ToGoを同梱
- FireDACでは、PostgreSQLのパフォーマンス向上、バージョン14 / 15.1の完全な互換性を提供。Oracle等では、角括弧で列名をより適切に処理可能に。Linuxでは、データベースレイヤーはデータベース RTL (TStringField など) および FireDACのDataSetsでUTF8の予備的なサポートを提供